冷え性
私は生まれつき冷え性だから治らない・・・
とあきらめていませんか?
冷え性は病気ではなく、生活習慣などが原因で起こることがほとんどです!
冷え性とはどんな症状ですか?
冷え性の症状の中で手足や腰などがいつも冷たく感じてしまう以外にも、たくさんの不定愁訴を引き起こしているのを知っていますか?
冷え性になると、手足が冷えるだけでなく様々な症状が出ます。
症状と照らし合わせ、自分は冷え性なのか?そうじゃないのか?という事もしっかり認識する必要がありますね。
たくさんある冷え性の症状の中で代表的なものをいくつかあげてみます。
◆頭痛・肩こりがひどい
冷え性がひどくなると血の巡りが悪くなり、頭痛やひどい肩こりに悩まされるようになります。肩こりに至ってはマッサージをしてもなかなか改善する事はなく、次第に頭痛の原因にもなります。
◆すぐ風邪をひく
神経体温を調節する自立神経が弱っている為です。適切な体温調整できない為、身体が弱りやすく風邪をひきやすい体質になります。
◆腹痛や下痢が多くなる
身体の冷えと共にお腹も冷え下痢や腹痛が多くなります。
◆集中力が低下する
物事に取り組む意欲や集中力が低下し、やる気がなくなります。
◆アレルギーや肌荒れがひどくなる
代謝が悪くなる為、吹き出物やアレルギー等で肌荒れが目立つようになります。
◆胃がもたれやすくなる
自立神経が弱っている為、消化液の分泌を抑制してしまい、食べ物をうまく消化できなくなり、結果として胃もたれを引き起こしてしまいす。
◆生理不順が起きる
自立神経の不調によりホルモンのバランスが崩れ、生理不順を引き起こします。
◆体力がなく疲れやすい
毛細血管が収縮してしまう為、酸素を運ぶ力が低下し、貧血やすぐにダルくなったりなどの症状を引き起こします。
◆夜眠れない
手足が冷えてしまい、集中して寝る事ができなくなる時があります。
◆その他の症状として
- 冬は特に朝起きるのが辛い。
- 夏でも汗をかかない。
- トイレが近い。
- イライラしやすい。
- 顔色が悪い。
- 眼の下にクマが出る。
冷え性の原因とは?
冷え性とは毛細血管へ暖かい血が流れない状態で、血流が悪くなっていることです。
人間の身体は、この毛細血管を使って外へ体温を逃がさないようにする機能があります。
ところが、この毛細血管に血液が行き渡らない状態が続くと、いつまでも血管が収縮し、冷たくなって冷えになります。
◆冷えを起こす原因
- 運動不足
- ダイエットや偏食による食生活の乱れ
- ストレス
- ホルモンバランスの乱れ
- 自律神経のバランスの乱れ
- 低血圧
- 貧血
- 動脈硬化
- 食生活の原因
簡単に口に出来る食べ物には甘いお菓子など身体を冷やす物もたくさんあります。
これらを多く摂り過ぎると冷え性の原因となります
- エアコン等の原因
人の身体は、その季節、温度、気候に対して体内温度を調節する機能があります。しかしクーラーや暖房の設備に頼りすぎていると、神経機能が鈍り、皮膚から脳に「冷たいや寒い」などの情報がうまく伝えられなくなります。いざという時に身体を暖める血液を送り込む命令を出す、自立神経がうまく機能しなくなります
- 衣服等からの原因
特に女性に多い事ですが、身体に密着した服を着ることで身体に圧力がかかります。その結果、毛細血管へ血液を運ぶ妨げになります。
ゆるい衣服を着ている人。きつい服を着ている人とでは、体温の上昇の仕方が違うという事が実験でも立証されているそうです。
冷え性の改善法
◆お風呂にはいる
シャワーだけで済ませていませんか?
お風呂は湯船にしっかり入ることで、全身を暖めるだけでなく、冷たくなり収縮した毛細血管を広げ、血行を良くし、冷え性改善の手助けをしてくれます。
お風呂にゆっくり入ることで心身ともにリラックスし、自律神経の調節にも有効です。
◆運動をする
冷えの大きな原因の一つは血行が悪いことです。
身体の血行を良くすることは冷え性改善の第一歩になります。
運動をする事で血行を良くし、新陳代謝を上げ、身体の隅々まで血液を行き渡らせ冷えが改善されます。
- ウォーキング
いろいろな運動がありますが、運動といってもキツイ運動ではなく、身体に負担をかけない有酸素運動が冷え性改善には効果的です。
ここではウォーキングをとりあげてみます。ウォーキングにもいろいろ種類がありますが、特に血行促進の効果があるといわれているダイエットやエクササイズなどにも使われている
「パワーウォーキング」をおすすめしたいと思います。
やり方はとても簡単ですよ!
- その他ストレッチも効果があります
◆着るものを工夫する
寒い時期は冷え性の人には特に辛い季節ですね。
冬場でも薄着をする方もいらっしゃいます。
冷え性の方は確実に身体の冷えにつながりますので気をつけるようにしましょう。
冷え性だから、たくさん重ね着をすると動きづらくなってしまいかえって逆効果の場合もあります。自分にあった衣服を選んで冷えを乗り切りましょう。
そして注意しなければならないのは、身体を締め付ける下着や洋服を身に着けることでの血行不良による冷えもありますので、十分注意しましょう。
- 首を温めましょう
頭へ血液を送るときに通過する大切な部位に首があります。
首は重い頭を支えているために、常に筋肉が緊張していて血液が滞りやすくなっています。
マフラーやスカーフやネックウォーマーやタオルなどを一枚巻くだけで、服を一枚足したくらいの暖かさを感じられます。
- 足を温めましょう
足は血行が悪くなりやすい為、足首やふくらはぎを温めることが大切です。
おすすめなのが保温性のある靴下やタイツを履くことです。
ただ、身体を締め付けるものはかえって血行を悪くしますので注意が必要です。
レッグウォーマーなどは有効ですよ。
外出時にブーツを履くのも保温性の面からはおすすめですが、ヒールが高いブーツや足首やふくらはぎを締め付けるタイプはやはり逆効果になりますので避けましょう。
- 重ね着をして身体をあたためましょう
重ね着自体は保温効果を促進してくれます。
一番下の肌に触れる部分は汗などを吸水しやすく、発汗しやすいTシャツやババシャツ等を選びましょう。
その上に長袖のシャツなどを着る事で暖かさを保つ事が出来ます。
冷え性とストレスについて
ストレスは冷え性になっている場合、その冷えをもっと悪くしてしまいます。
ストレスがたまると「交感神経」が刺激され、緊張した時のようにドキドキしたりします。
それは交感神経により血管を収縮し、心拍数・鼓動を活発にさせたり血圧を上昇したりするからです。
これは心臓や脳などに血液を優先的にめぐる様に働くためで、過度のストレスを受ける事で身体の末端の毛細血管に血液が届きにくくなるのです。
自律神経失調症にも大きく関係するストレスからくる冷え性のメカニズムです。
反対に心身がリラックスすると今度は「副交感神経」が働きます。
「副交感神経」が働く事で自律神経もリラックスし、血流を改善することになります。
その方法として腹式呼吸があります
腹式呼吸をする事で、自律神経の調節をし、血流を良くし、心身をリラックスさせ冷え性の改善に役立ちます。
冷え性と食べ物
栄養のバランスを考えて「野菜を食べよう!」と思い生野菜サラダを毎日食べていたりしていませんか?
食材には身体を暖める食材と身体を冷やす食材とどちらでもない食材があります。暖める食材を「陽性」冷やす食材を「陰性」どちらでもないものを「中性」と分けることが出来ます
身体を暖める食材でもアルカリ食品と酸性食品があるようです。
上手にとって冷え性改善しましょう!
◆身体を暖める食材
- 身体を内側から暖める食材「陽性のアルカリ食品」
こんにゃく・ごぼう・人参・山芋・レンコン・しょうが・ねぎ・にんにく・みそ・梅干等 - 身体を内側から暖める食材「陽性の酸性食品」
羊肉・豚肉・鶏肉・ハム・ソーセージ・卵・チーズ・貝類・赤身魚等
この様に、寒い地方で採れるものや旬の物には「陽性」の食材が多いことが分かります。
寒い地方では身体を暖めるために昔から採られていたようです。
ただ「陽性」でも「酸性食品」は血液をドロドロにしやすいといわれていますので、量を考えてとるようにしましょう。
◆身体を冷やす食材
- やや身体を冷やす食材「陰性のアルカリ食品」
なす・トマト・ピーマン・ジャガイモ・トロピカルフルーツ・大豆・とうふ・豆乳・お茶・紅茶・お酢等
- 身体を冷やす食材「陰性の酸性食品」
合成甘味料・食品添加物・砂糖・アルコール・ジュース・インスタントコーヒー・スナック菓子・牛乳・精製油・タバコ等
◆「陽性」でも「陰性」でもない食品
「陽性」でもなく「陰性」でもないので主食に適している食材です。
特に玄米やムギなど出来るだけ精白していないので胚の部分も食べれるので不足しがちなミネラルが補給されることで体調にも良いとされています。
玄米・ムギ・ひえ・きび・あわなどの穀物(精白度が低い物)
科学的に合成された食材・精白されている食材・暖かい土地や夏にとれるものなどは特に身体を冷やすようですので気をつけましょう。
冷え性の改善と当院の施術
当院にも冷え性でお困りの方が多く来られています。
その冷え性の方のほとんどが肩こりや頭痛、腰痛でもお困りです。
当院では骨盤や骨格を調整し、その後全身の血行がよくなるように気持ちよくもみほぐしていきます。
そして自分の持っている自然治癒力が発揮しやすいようにお手伝いをし、冷え性の改善に必要な血液循環の改善を図ります。
痛くなく、とても気持ちの良い施術で身体もリラックスすることで血管も広がります。
その結果、血流がよくなり冷え性の改善につながっていきます。
また、光線治療を併用して冷え性の改善を行なうこともあります。
施術でいい結果を出しても、偏食で甘いものを多くとったり、薄着をしていたり、シャワーだけのお風呂だったりすると、なかなか改善はされません。
患者様ご自身の気持ちの持ち方が冷え性の改善に影響してきます。
大切なことは患者様の生活習慣の改善がとても大切になってきます。
パワーウォーキング
ウォーキングにも色々と種類がありますが、ここではパワーウォーキングというものをご紹介します。
パワーウォーキングは、ダイエット&エクササイズ等にもよく利用されるウォーキング方法で、血行促進の効果があります。やり方は、至って簡単です。
1.背筋はまっすぐに姿勢よく大幅に歩幅をとります。
2.基本的な呼吸は「吸う」「吸う」「吐く」「吐く」です。リズムよく行います。
3.腕は普段より大きく振りましょう。
また運動前、後のストレッチは忘れずに行いましょう。
ウォーキングの目安は約20分~30分です。